ソーラーシェアリング(施策1)




こんにちは。

ソーラーシェアリングについて。今日は施策について。

昔は、厳しい話しか聞かなかった営農型太陽光も、最近は、チラホラ成功例も聞けるようになってきたかなと思います。これはオススメする話ではありません。野立てと違ってリスクが高いですし、自分の手ではどうにもならない話も出てきます。それでも読みたい方いますでしょうか汗。

農水省はソーラーシェアリングを現在も積極的にプッシュしていることもあり、経産省もFIT買電を続ける方向になっております。

農水省のHPには、各地の成功事例や融資対応金融機関のリストなどを出してアピールしているところであります。

その中で、相談窓口として「全国ご当地エネルギー協会」に業務を委託しており、コンサル的なこともしていただけます。

少ない人員でやってるらしく、返事が来るのに数週間かかることがザラですw

ここのパンフレットを見ると、リースなどの紹介もあるといったこともあって、面白いと思ってヒアリングをしました。

結果を先に申せば、それなりにやってる法人でないとリースのご紹介は難しいし、融資審査とおるかはさらに厳しいということでした。新設の法人には、まず銀行融資からオススメするようです。銀行開拓は自前。

また、1KW単価の目線でいうと、14万前後が目安ということで、間違っても販売会社が売っている10%前後に利回りをあわせたような案件では、自己資金が相当必要になります。あくまでEPC自前の方(自前の農地でやるかた)がターゲットでした。

14万円/Kwは銀行融資でも同じで、この価格帯になると、国の施策もあり、可能性は広がりますよという話です。

ただ、アグリ架台だと結構架台費用が割増しになりがちで、一般の野立て業者に頼むのはしんどいかな・・・。なので、どうしても施工会社が見つからないということであれば、紹介もあるようです。それなりに努力したところ見せないと、国からの委託もあるので教えないそうですがw  斡旋は出来ないから、こんな会社があるよと教える感じとのこと。(実際中国の方に聞くと、アグリ架台もそんなに変わらずに出来るみたいなのですが、ロットが少なくて単価が上がるようなこと言ってました。)

ごもっともですね。ここからも自前が前提だという話です。

また、注意が必要なのは、国がソーラーシェアリングを推奨しながらも、地域では、NOという話が多いというところ。

 どこの農業委員会も一種農地に杭の部分を一時転用して、ソーラーシェアリングを許可するのですが、その審査を受けてくれない所があります。北陸地域とかはかなりの地域でNOです。個別に調べて見ると色々とわかりますよ。

 (実際、公務員時代を思い出すと、農業委員会の市職員も地元の有力農家出身者を置いていましたし、委員はやはり地域の名士と言われるような豪農のおじい様が多かったです。保守的な運用になるのは自然な流れなわけです。)

 (更に余談は、私がソーラーシェアリングしたかったのは、その当時、農業を辞めたいということで市役所に相談に来ていた地元の梨とぶどう農家さんの後を引き継ぎたくてうずうずしていたところがあります。)

さて、ソーラーシェアリングについてのポジ要素としては、1種農地なので、日当たりが非常に良い場所が多いこと。周りに遮蔽物がほとんどないので。(発電量は期待できます。)

 また、権利だけ取ったものの、先に進んでいないFIT20円台案件がゴロゴロあること。(買取期間短くなるものが多そうですが・・。)

 さらに、ポジれば20円台FIT価格と営農のダブルインカムで7-8年以内の償還も可能な事。(理想ですけどね。)

とポジ要素を上げてみました。同じくネガ要素。

 地元の耕作者を見つけないと許可下りない。地元に住んでいない人が自分でやりますと言っても厳しい。もちろん許可後は自身でやる方もいます。

 農作物が気象や天災に左右されまくる。

 一時転用期間が10年、延長が別途必要。ここで国から梯子外されたら死ぬ。元の3年毎の申請に戻すとかが関の山かと思いますが、それもしんどい。

 更に、農業委員会に毎年耕作報告しないといけない。認定取り消しもある。

なので、生育するモノも出来るだけ楽なやつや、収穫が無くても文句を言われない農作物に逃げがちです。代表格が、柚、ミカンや柿。榊といった基本放置プレイでよくて、数年は収穫無くても言い訳できる系が多いかと思います。本業が別にある人はそれで良いと思います。 

ダブルインカム狙いだとシャインマスカットや付加価値の高い農作物になるかと思いますが、確実に耕作のサポートしてくれる方が必要となりますね。

日射量が良すぎる地域などは、水撒きとかも必要で、サポート人員必須です。

桃は感染症が伝播してくると全部やられる可能性もあって、ケア必要です。だからといって、枯らしてまた植えなおすという高等戦術もありますが、結局全体に植える苗代考えると枯らすのが良いとはいえませんし、農業委員会から疑義が付く可能性が高いです。

 こういうのも公務員やってたからわかるのですが、住民の匿名の密告が非常に多いです。「あそこの農地耕してないんだけど!とか、耕してるところ見たことないから現場見ろとか。」固定資産税の恨みでしょうね。それなんで、ちゃんとやらないと怖いです。

ということで、これ書くとやりたいと思う人居ないですよね。

本職農家でない人にはロマンでしかないと。そのロマンとギャンブル性を追ってるわけですが笑

ただ、セミリタイヤしてる方で、庭いじりが好きな人はありかなとも思ってます。通える距離ならば。 その2に続きます。




2 件のコメント

  • 原価で建設すればkw10万円位でいけるんじゃねーですかね、営農でも(⌒▽⌒)

  • なんですって!原価でやってくれる人いないんじゃ・・・。
    あっk氏に相談すれば何とかなる予感がしてきました!!

    更にリースも(⁎⁍̴̛ᴗ⁍̴̛⁎) 死

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    ABOUTこの記事をかいた人

    2019年から太陽光投資を始めた30代後半のおじさん。 脱サラするつもりはないけれど、不労所得はいっぱい増やしたい。 でも税金は増やしたくないということで、財テクも。 2020年の目標は太陽光10基持つこと。1年で達成できるのかは 気持ち次第と思ってる。がんばります。 2021年はCF70万/月、2022年はCF100万/月めざします。